- 2022.9.15
飲食店レポート
【まぐろぐ〜マグロにこだわるお店訪問〜Vol.1】大阪天満橋「一将丸」編
みなさんこんにちは!ツナつなライターです。
ツナつなでは今月から、ツナ娘チャンネルと連動して、「マグロでツナがる!〜全国各地のこだわりを持った飲食店レポート〜」の企画をスタートします!
想いやこだわりを持ってマグロを提供されている飲食店を訪問・ご紹介することで、よりたくさんのマグロ仲間とツナがっていきたいと思っています。とは言っても、純粋にお客さんとしてただただ美味しいマグロを楽しみたい!という気持ちから生まれた企画でもあります!
これから、マグロを扱う各地の飲食店をレポートしていきますので、ぜひご覧くださいね。また、「こんな想いでお店をやっています!」「こんなすごいお店があったよ!」という情報もお待ちしています。そんな新企画の記念すべき初回にお邪魔したのはこちら。
大阪の天満橋の地下にお店を構える一将丸さんは、元漁師の大将が新鮮な生マグロだけを提供するというこだわりの詰まったマグロ専門店。移転前に京橋で営業されていた頃は、土日平日問わず常に予約で満席だったという大人気店です。
▼以下、一将丸さまwebサイトより引用
当店では、生まぐろのみを扱っております。冷凍・解凍は一切ございません!一度凍らせると弾力や味が落ちることがあります。元まぐろ漁師だからこそ、一番美味しい状態でまぐろを食べてもらいたいと考えております。独自の仕入れルートで、新鮮なまぐろのみをご提供しております。そのため、部位によっては品切れの場合もございます。漁師仲間が釣って帰るまぐろを安く美味しく食べてもらう、それが一将丸のまぐろ魂です!普通の飲食店では技術やコストの関係から、冷凍したマグロを解凍して使用することが多いのですが、一将丸さんは水揚げから一度も冷凍されていない生マグロだけを提供しているというこだわりっぷり。また、元漁師の大将が全国各地にマグロネットワークを持っていて、本当に美味しいマグロだけを提供できるよう、時期によって仕入れ先を選定されているそうです。那智勝浦のマグロもよく仕入れられているようですよ!さて、一将丸さんでは一体どんなマグロをいただくことができるのでしょうか?楽しみです!
天満橋駅の改札から天満橋OMMビルへの案内表示に従って地下へ進んでいくと、どどん!と大きな「鮪魂」の筆文字が出迎えてくれます。
大将が教えてくださったのですが、この文字はなんと那智勝浦出身の方が書かれたのだとか。入り口から、強いご縁を感じます。
店内は、明るさを抑えた照明で落ち着きがありながらも、壁にはところどころに貼り紙があってカジュアルな雰囲気。かしこまりすぎず、お仕事帰りなどにふらっと立ち寄りやすいのが嬉しいですね。
それでは、スタッフさんのおすすめも伺いながら注文したメニューを、順にご紹介していきましょう!●自家製味噌のもろ胡
食べやすくスティック状にカットされたきゅうりを、自家製の「まぐろ味噌」をたっぷり付けていただくスピードメニュー。甘めの味噌に、火を入れたフレーク状のマグロが入っている珍しい「まぐろ味噌」ですが、味噌にマグロの旨みが溶けだしていてとっても美味しいんです!こちらのまぐろ味噌は、150g〜購入することもできますよ。おつまみにはもちろん、ご飯のお供にもぴったりなのでお土産におすすめです!
●6種盛り(脳天、ホホ肉、眼肉、赤身、中トロ、大トロ)
お客さんの9割以上が注文するというこちらは、なんとマグロの部位を6種類も楽しめるマグロ好きにはたまらないメニュー!食感を楽しめるホホ肉と眼肉(目玉の裏の部分)、食べ比べが面白い赤身、中トロ、大トロ。脂がたっぷり乗った希少部位の脳天を一皿で食べることができるんです。この6種類のマグロを、甘口の宮崎醤油か、すっきりとした牡蠣出汁醤油につけていただきます。マグロは魚種や個体、そして部位によって、あっさりしていたりこってり濃厚だったりと味が大きく変わるので、合わせる醤油を好みで選べるのは良いですよね。自分だけの組み合わせを探せるのは、マグロツウにとっては嬉しい!部位の食べ比べだけではなく、調味料も好みに合わせて変えられるという部分に、一将丸さんの鮪魂が感じられました。
→スタッフさんからの詳しい説明が聞けるのはこちら●三味線唐揚げ
ツナ娘も初めて食べたという三味線唐揚げ。時間が経つと硬くなって食べられなくなってしまうという珍しいメニューです。部位はエラ蓋の周辺と教えていただきましたが、たしかに見た目が三味線にそっくり。運ばれてきたときから香ばしいにおいがしていて、早く食べたい!とわくわくしてしまいます。食感はジャーキーのようで、豪快にバリバリと音を立てながら食べるのが楽しい一品。かじりついている様子をカメラにおさめるのもおすすめですよ!濃いめの味付けなのに、しっかりとマグロの味がするのも不思議でした。
●ホホ肉ユッケ
つやつやのホホ肉ユッケは、まるで上質なお肉のような食べ応え。マグロのホホ肉はコリコリとした食感なので、ユッケにして食べると美味しいですね。冷凍していない生マグロだからこそ、この食感がより楽しめます。この日いただいたのは、長崎の五島列島から仕入れたマグロのホホ肉だと教えていただきました。赤身に比べると脂がしっかり乗っていて、ツナ娘も「お酒が進む〜!」と、ビールとの組み合わせを楽しんでいましたよ。
●本鮪カマ焼き
希少部位のカマは、焼いて食べるのが最高。もちもちのお刺身も美味しいですが、ふっくらふわっとした食感が楽しめるのが焼きの良いところ。もともと良質なマグロだからこそ、焼いたときに柔らかい食感になるんですね。カマはお魚の風味が濃い部位なので、薄味にすると旨みが楽しめます。添えてあった大根おろしとも相性抜群でした!
<ツナ娘豆知識>大きな本マグロのカマは、マグロの中で特に高価な部位。そこからとれるカマトロという希少部位が絶品です!●鯨4種盛り(カノコ、さえずり、ウネスベーコン、赤身本皮サンド)
一将丸さんではマグロのほかに、なんとクジラまでいただけるんだとか。部位によって、見た目にもかなりの差がありますね。マグロと比べると、やはりクジラは哺乳類なだけあって、よりお肉に近い食感や風味を味わうことができました。特に面白かったのが、写真右上の赤身本皮サンド。赤身に足りない脂質を本皮で補うため、一緒に食べるのをおすすめされているそうです。柔らかい赤身と、弾力のある皮の食感のコントラストが癖になってしまいました!
●ネギトロ鉄火巻き
こちらは、ツナ娘チャンネルのライブ配信後にいただいたお店のイチオシメニュー!鉄火巻きというよりは、もはやマグロ丼かと思うくらい、大量のマグロが乗っかっているサービス精神旺盛な一皿。生マグロだからこそのとろけるような柔らかさと、じゅわっと感じる脂の甘みがとっても美味しく、おすすめされている理由が一口でわかりました。今回は6品いただきましたが、ほかにもまだまだ気になるメニューがたくさん!ツナ娘も、「またすぐ来ます!」と言っていましたよ。いつか一将丸さんでのレポート第二弾もお届けしたいですね。
お料理を運んでくださったスタッフさんも、マグロについての知識をたくさんお持ちで、部位や産地についてもいろいろと勉強させていただくことができました!
また、帰り際にお見かけしたサラリーマンのお客さまが、「本当に美味しいです!最高です!」と大将に声をかけられていたのがとても印象的でした。大阪でこんなに上質な生マグロやクジラをいただけるお店があるなんてびっくり。クオリティの高い美味しいマグロを手軽に食べたい!というみなさん、ぜひ一将丸さんを訪れて、こだわりの鮪魂を体感してみてくださいね。【店舗情報】
店名:一将丸
住所:大阪府大阪市中央区大手前1-7-31 OMM地下2階(天満橋駅直結OMMビル地下2階)
電話番号:06-4397-3925
定休日:日曜日
Instagram〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツナ娘チャンネルでは、一将丸さんを訪問した生配信のアーカイブを公開中!動画を通して、よりお店の雰囲気やこだわりを感じていただけます。こちらからぜひご覧ください。
今後も、生配信や飲食店レポートを行い、全国各地のマグロを扱うお店のこだわりをご紹介していきます!一将丸さん、ごちそうさまでした。
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